YCC-ブルークリーン
※販売終了致しました。代替品としてシークルＮ－８００をご利用下さい。
流出油は、「海洋汚染防止法」「水質汚濁防止法」の取締り対象となるばかりでなく、火災の危険性や水産生物に多大の損失を与える原因ともなります。
それゆえ、流出事故の処理に際しては、緊急に水面より流出油を処理して種々の危険性を取り除く必要があります。
この水面より流出油を除去する一方法として界面活性剤で乳化分散する方法があり、ブルークリーンは親水基と親油基の二つの性格を持ち、流出油面に散布しますと、水と油に公平になじみながらコロイド結合し、水中油型の軽いエマルジョンを形成します。この乳化粒子は、水面の自然な動揺と、人為的な撹拌により、水中に浮遊拡散し、バクテリアなどで分解され、油は消滅します。
特 長
- 1. 低毒性
- 原料を厳選して使用していますので、低毒性で、水産生物に与える影響の極めて少ない製品です。
- 2. 優れた乳化分散性
- 特に海水に対する流出油類の乳化分散に優れていますが、淡水に対しても同程度以上の乳化分散性能を有しています。
代表性状
| 外観 | 黄褐色透明液体 |
|---|---|
| 比重 | 0.8050～0.8250 (20℃) |
| 粘度 | 3.5～6.5 mm2/s (30℃) |
| 引火点 | 108℃ |
| 流動点 | -15℃ |
| 生分解度 | 96％以上 |
YCC-ブルークリーン 荷姿：18L詰／缶入
(株)エクセノヤマミズ製
■地方発送承ります■
使用方法
- 1. 直接散布法
- ブルークリーンを原液のまま流出油面に散布する方法で、最も経済的、効果的な使用法です。
- 2. 混合散布法
- ピックアップ・ノズルまたはエダクターを利用して、放水中に、ブルークリーンを注入、混合水を散布する方法で、海面の撹乱も同時に出来、作業場能率的です。
但し、原液散布に比べ、乳化力は低下します。 - 3.タンク洗浄
- YCCブルークリーンは、タンク洗浄剤としてもご使用頂けます。この場合、1缶で約60m3の洗浄ができます。
使用量
処理剤の使用量は、油の種類により異なりますが、平均的には流出油に対し１５～２５％くらいが適量です。